- 甘いものを食事代わりにしてしまう。
- ごはんを食べたいとは思わないけど甘いものは食べたい。
- スイーツだけで生きていきたいと思っていた。
そういった気持ち、意見を持っていた方々が、どうして私のもとにやってきたのか。
それは、身体が絶不調で、人生全然楽しくないと思っていたから。
個別相談時に、ほぼ、100%の方がいうのです。
スイーツを食べる以外、幸せな時間はない。
けど、スイーツを食べてしばらく経てば、また体調が悪くなるし、何もやりたくなくなる。
これは「砂糖中毒」に陥っている症状です。
・元病院勤務の管理栄養士で月間150名の栄養相談実績
・薬膳、マクロビオティックに精通
・料理教室やレストランのメニュー開発を経験
なぜ甘いものは食べると幸せになるの?
ヒトは、砂糖を食べると脳から「ドーパミン」と「エンドルフィン」という脳内報酬系の神経が刺激されます。
このドーパミンは、私たちに幸福感を感じさせるホルモンです。
エンドルフィンは「脳内麻薬」という別名を持つほど、人の苦痛を和らげ、多幸感を与えるホルモンで、依存性もあります。
この2つが同時に分泌されることで、私たちは「幸せ~!!」と感じるのです。
スイーツバイキングに行くと、女性たちが楽しそうに話をしている。
テンションが低い人が誰一人といない雰囲気は、このホルモンたちによるものですね。
しかし、こういった依存性があるものは、今までと同じ量を摂取していても、分泌がされにくくなっていきます。
快感を味わうために、だんだんと砂糖の摂取量が増えていくのです。
これが依存性に繋がっていく仕組みです。
もしかして病気?砂糖がやめられない4つの原因
理由①:砂糖はコカイン同様の中毒性を持つ!
お砂糖は、私たちの脳から脳内麻薬“エンドルフィン”を分泌させるため、多幸感を味わわせます。
お砂糖による多幸感をまた味わいたいたくなり、「甘いものが食べたい」と無意識に思うようになります。
コンビニにいったら無意識にお菓子売り場へ吸い込まれていくようになる。
飲み物はついつい甘い飲み物や炭酸飲料を選ぶようになる。
ラットの研究結果によると、このお砂糖の中毒性は、コカインの中毒性に匹敵するほどだそうです。
さらに、私たちの身体はだんだんと耐性がついてくる(慣れる)のです。
すると今までのお砂糖の量では、全然エンドルフィンが分泌されなくなってきます。
これが、もっともっと甘いものが欲しい!! ごはんよりも甘いものが欲しい!! となってしまうメカニズムです。
あなたも今同じような症状があれば、砂糖の中毒性によるものかもしれません。
理由②:「甘いものは別腹」は本当!
実は「甘いものは別腹」というのは本当の話。
甘いものを見るだけでヒトは「グレリン」というホルモンが胃から分泌されます。
グレリンは食欲増進のホルモンである上に、胃の働きを活発にするホルモン。
グレリンの働きにより、胃の中いっぱいに入っていた食べ物たちはどんどん下に押し出されて、胃に隙間が作られます。
そのため、甘いものはどれだけお腹がいっぱいでも食べられてしまうのです。
さらに、このグレリンは、睡眠不足だと分泌がアップすることもわかっています。
睡眠不足なうえに、甘いものが目に付く環境にいると、甘いものはますますやめられなくなります。
理由③:甘いものが止まらなくなる血糖値のしくみ
インスタントラーメンや菓子パンを食事に摂っていると、血糖値が下がりやすく、食後1時間半ほどで血糖値が急降下します。
血糖値が下がることで、ヒトは脱力感やだるさ、眠気を感じ、脳は「生命の危機だ!」と感じます。
そのため、血糖値をすぐにあげてくれる「砂糖」を取るよう、指令が脳から出ます。
これにより、チョコレートやクッキー、炭酸飲料などに手がすぐに伸びるのです。
しかし、血糖値がすぐに上がる食品というのは、逆を返せば下がりやすい食品。
また1時間半後には、血糖値が下がって同じような症状が出ます。
甘いものがないと「生命の危機」を感じることを段々とヒトは学習します。
血糖値の乱高下を繰り返した結果、「常に甘いものを食べる」という行動を無意識にとるようになってしまうのです。
これが、砂糖中毒に繋がっていくこともありますし、糖尿病やがん、脳梗塞などの疾患の引き金になることもあります。
夏バテをして、ごはんが食べられなくなった男性が、食事の代わりにコカ・コーラ2リットル×2本。
コーラだけで毎日生活し、1か月で糖尿病になり病院に運ばれました。
理由④ 慢性的な栄養不足(特にマグネシウムやビタミンB1)
「甘いものがやめられない」「食べても満足できない」という症状の裏には、「栄養不足」が隠れていることがあります。
例えば、ビタミンB1不足に陥ると、私たちは食べた糖質をエネルギーに変えることができなくなります。
糖質をエネルギーに変えることができないため、糖質が体内でうまく使えず、疲れやすくなります。
そして、疲れを解消させるために、無意識に、甘いものを摂るようになることがあるのです。
チョコレートが無性に食べたくなる原因
また、チョコレートが食べたくてしょうがない! という方の場合は、「マグネシウム不足」も疑われます。
マグネシウムは、軌跡のミネラルといわれるほど、私たちの身体に必要不可欠なミネラルです。
マグネシウムが不足すると脳が酸欠状態になり、神経過敏になりやすくなったり、骨の形成にも影響が出てきます。
チョコレートは、比較的マグネシウムを多く含む食べ物。
マグネシウムが不足している人がチョコレートを食べると止まらなくなることが多々あります。
甘いものというよりも「チョコが止まらない」という傾向がある方は、海藻やナッツ類を食べてみましょう!
甘いもの欲が治まる可能性もあります。
自分の食事を見直すことが、砂糖中毒を脱する1つのポイントとなりますね。
実はこの不調、砂糖のせいです!!
砂糖がやめられない原因に当てはまり、さらに下記のような症状があれば、それは砂糖過剰摂取の影響である可能性がとても高いと言えます。
お砂糖を摂りすぎることで、以下のような不調が引き起こされることがわかっています。
✓冷え性
✓便秘(又は下痢)
✓むくみ
✓体重増加
✓花粉症
✓慢性頭痛
✓肩こり
✓PMS(月経前症候群)
✓急性胃炎
✓精神不安
✓イライラ
✓不妊症
特に、お砂糖や人工甘味料の影響により、腸内環境の悪化、不妊症リスクアップが懸念されています。
今、便秘に悩まされていたり、肌荒れに悩まされていたり、無性に不安になる・イライラする……
上記の項目に当てはまる症状がある場合は、腸内環境がお砂糖の摂取により乱れている可能性があります。
甘いものを求めすぎた女性の末路
Tさんは、バリバリに働くキャリアウーマン。
商社に就職し、夢であった海外を回りながらのシゴト。
毎日遅くまで仕事をしていましたが、やりたいシゴトをしていたため、とても充実した日々を送っている。
そう自分では思っていました(本人曰く、そう思い込んでいた)。
しかし、ずっと気がかりなことがあったそうです。
それが、甘いものがやめられないこと。
お菓子中心の食生活に
仕事がいそがしく、食事を摂ることがままならないときは、大好きなチョコレート菓子が朝食代わり。
ブラックコーヒーを飲みながら、チョコレートをちょこちょこ食べて、昼までつなぎます。
不思議なことに、お腹はあまり減らない。
だから、お昼もあまり食べずに、お腹が減ったら甘いものを食べながらつなぐ。
そして夜は、帰宅が22時をすぎることが多かったため、お母さんが作った料理を少しつまんで就寝。
そんな生活を続けていました。
最初は、昼食を摂る時間が省けるからちょうどいい、くらいにしか思っていなかったそうなのです。
しかし、こういった生活が1年、2年と続くと、どんどん身体の異変に気が付くようになりました。
体に異変が現れる!
朝が起きられない。
身体が鉛のように重たい。
肩こりがひどすぎる。
最初は、「シゴトのやりすぎかな」としか思っていなかったようです。
休日に動けなくなるほどの疲れがたまり、寝ても寝ても、全然体調は良くならないし、身体はガチガチになる。
「運動をしよう!」と思って、友人とランニングを始めても、全然身体はほぐれないし、動悸や息切れがひどい。
私、体力が落ちたな……年取ったな。
そう思いながら、整体に通ったりしてだましだましシゴトをしていました。
慢性的な不調に加えて、キレやすく
Tさんには以下のような異変が起こったそうです。
■毎日のように続く頭痛
■生理前の不調(PMS)
■生理中に動けなくなるほどの生理痛(鎮痛剤が効かない)
■親に対しての暴言
■会社の後輩に対して必要以上に激怒
■電車で立っていられない
そんな不調だらけの自分を見て「私、何かがおかしい。シゴトが原因じゃない」と気づき始めました。
そのころには、
✓ 朝ごはんはチョコレートが当たり前
✓ シゴトの合間には甘いカフェラテ
✓ 昼も菓子パンやス〇バの新作のケーキやスコーンやドーナッツ
ご飯を食べない日はあっても、スイーツは食べない日はない。
そんな砂糖まみれの生活になっていたそうです。
砂糖中毒に気づいた衝撃のきっかけ
彼女が砂糖中毒かも、と気がついたきっかけはというと……
夜、目が覚めた時に、飲み物を飲もうと思って冷蔵庫を空けたのに、無性に甘いものが食べたくなり、「ジャム」を無意識に手に取り……
それを、スプーンですくって食べだした自分に、驚いたそうです。
おいしいとかおいしくないとかではなく、甘いものを食べていると落ち着く。
「私、やばい」
そう気が付いた彼女は、砂糖をやめるために、甘いものを我慢しようとがんばります。
なかなかうまくいかず、ずーっとずーっと悩み続け、そして不調と戦いながら、身体に鞭を打って生きてきたそうです。
そして何年か越しで、私と出逢ったのです。
砂糖の摂取量を減らす方法
原因はわかった。
砂糖が不調の原因になっていることもわかった。
今すぐお砂糖をやめるためにアクションしなくてはいけないのもわかった。
じゃあ、どうやってお砂糖をやめればいいの?
やみくもに甘いものをやめるのは、とてもストレスがかかり、余計に甘いものが食べたくなる原因にもなります。
私がお勧めしているのは、一定期間だけお砂糖(人工甘味料含む)を断つという「砂糖断ち」。
しっかりとやり方を踏まえたうえで、お砂糖の代わりになる食べ物もしっかりとそろえる。
正しい砂糖断ちを行えば、異様な甘いものへの依存はウソのようになくなります。
この砂糖断ちのやり方については、以下の記事にまとめてありますので、「お砂糖をやめたい!」という方はぜひ、この砂糖断ちのやり方を参考にして、トライしてみてくださいね。
失敗しない!砂糖断ちのやり方と嬉しい8つの効果
https://ayako-grace-kitchen.com/cutoff_sugar/
1回だけの砂糖断ちでは、半年後にはまた素の生活に戻ってしまうこともあります。
大事なのは、以下の2つ。
①砂糖断ちを行って砂糖なしで生きていける自分になること
②日常の食生活を変えて、砂糖を欲しにくい食事方法を手に入れること
砂糖に依存しない体を手に入れて、自分の不調をすべて解消させたいという方は、中野が砂糖断ちをサポートするプログラムもございます。
「絶対に変わりたい!」
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