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栄養の話

【管理栄養士監修】砂糖の選び方完全ガイド|白砂糖・黒糖・きび糖・てんさい糖・はちみつ・アガベを徹底比較!

甘いものとの付き合い方

こんにちは、適食アドバイザーあこです。

食事やおやつでたびたび利用する「砂糖」ですが、実はその選び方ひとつで、体調・美容・心のバランスにまで影響することをご存じですか?

この記事では、白砂糖・黒糖・きび糖・てんさい糖・はちみつ・アガベシロップの6種類の甘味料について、それぞれの特徴・栄養価・使い方のコツを徹底解説します。

ご自身やご家族の健康のために「どんな甘みを選ぶか?」を見直すきっかけにしてくださいね。


白砂糖|もっとも精製された糖、健康との向き合い方に注意

白砂糖(上白糖・グラニュー糖・三温糖を含む)は、もっともポピュラーで精製度が高い甘味料です。

  • 原材料:サトウキビ
  • 製造方法:不純物やミネラルを取り除き、ショ糖のみの状態に精製
  • 特徴:栄養価ゼロ、血糖値の急上昇&急降下、体内ミネラルを消費

血糖値を急激に上げて急激に下げる、いわゆる「血糖スパイク」を引き起こしやすく、ホルモンバランスの乱れや情緒不安定・疲れやすさの原因にも。

日常的な使用は控えめに、他の甘味料と置き換える意識を持ちましょう。


黒糖・きび糖|ミネラルを含んだ“サトウキビ由来”の自然な甘み

黒糖(黒砂糖)

  • 絞り汁を煮詰めた自然糖
  • ミネラル含有量が最も高い
  • 風味が強く、和菓子やコーヒー向き

きび糖

  • 不純物を除き、程よく精製
  • クセが少なく料理全般に使いやすい
  • カリウム・カルシウムなどのミネラルを含む

使いやすさ重視ならきび糖、栄養重視なら黒糖がおすすめです。


てんさい糖|腸活・血糖値管理に◎な“サトウダイコン”由来の糖

てんさい糖は、北海道などで栽培されるサトウダイコンと呼ばれる「甜菜(てんさい)」から作られた植物性甘味料です。

  • オリゴ糖含有:腸内の善玉菌のエサに
  • GI値65:血糖値の乱高下を抑える(白砂糖はGI値110)
  • 味はクセがなく優しい甘み

ただし、粒子が粗くて溶けにくい面もあるため、ドレッシングや焼き菓子などにはきび糖を使うのが無難です。


はちみつ|非加熱?加熱?栄養と酵素の差を理解しよう

種類特徴栄養・酵素価格
非加熱はちみつ水分を飛ばさず丁寧にろ過酵素&ビタミンが豊富高価
加熱はちみつ加熱して不純物除去一部酵素が失われる手頃

どちらもブドウ糖+果糖を含み、グリコーゲン(貯蔵糖)になりやすい特徴があります。運動前や集中力アップにも効果的です。


アガベシロップ|血糖値を上げにくいが“摂りすぎ”に注意

アガベシロップは果糖中心の低GI甘味料なので、血糖値が上がりにくい。

  • 血糖値を上げにくい(低GI)
  • 少量なら糖尿病の方にもOK
  • 摂りすぎると脂肪肝や腸内環境の悪化リスクも

毎日ドバドバ使うのではなく、少量を上手に使うのがポイントです。


適食アドバイザーあこが実際に使っている砂糖とは?

管理栄養士でもあるあこが、日常生活で何を選んで使っているかを紹介します。

  • メイン:てんさい糖
  • サブ:きび糖、粗糖
  • 常備:加熱・非加熱はちみつ

料理や体調によって甘味料を“使い分ける”のが、健康に向き合ううえで大切です。


まとめ|砂糖は「ゼロにする」のではなく「選び方」で差が出る

甘味料栄養血糖値への影響特徴
白砂糖なし上がりやすい安価・クセなし
黒糖多いやや高め風味強め
きび糖適度中程度万能タイプ
てんさい糖豊富(オリゴ糖)低め腸活・血糖管理に◎
はちみつ中〜多緩やか加熱・非加熱で差
アガベ少なめ低GI摂りすぎ注意

体にやさしい甘みの選び方を知って、より健康的な食生活を始めましょう!


📺 YouTubeでさらに学ぼう!

この記事の元になった解説動画はこちらから視聴できます:

▶【砂糖の選び方】白砂糖・黒糖・きび糖・てんさい糖・蜂蜜・アガベについて解説(YouTube)

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