こんにちは。適食アドバイザーのあこです。
今回は「チョコレート好きさん、ちょっと待って!」とお伝えしたい内容です。
一見チョコに見えるけれど、実は“チョコではない”ものが出回っていること、ご存じでしたか?
特に、クリスマス〜バレンタインにかけて登場する「あるタイプのチョコ」には注意が必要です。
今回は、そんな“おすすめできないチョコ”の正体と、私が普段どうやってチョコを選んでいるかをご紹介します。
一番気をつけたいのは「トリュフ系チョコ」

結論から言いますと、気をつけてほしいタイプのチョコは「トリュフ」です。
ボンボンショコラの一種である一般的なトリュフではなく、注意して欲しいのは「偽物のトリュフ」。
表側(パッケージ)の商品名はトリュフとして売られているものも、裏側の表示を見てみると名称が「チョコレート」ではなく「菓子」となっています。
さらに原材料名を見てみると、原材料の一番上が「植物油脂」、その後も砂糖、ココアパウダーと続いていて、どこにもカカオマスが載っていません。なので、これは「チョコ」ではないんです。
表側のパッケージではチョコレートですし、見た目もチョコレート(トリュフ)ですが、要は植物油脂とココアパウダーを加えて作ったチョコレートのトリュフに似たものという事になります。
植物油脂の正体とは?

このチョコレートは、健康面・美容面を考えてもあまりおすすめはしません。
それはなぜかと言うと、原材料に「植物油脂」が含まれているからです。
植物油脂とひとくちに言っても種類は様々ですが、と常温で固体になり一般のお菓子売り場で売れるコストという事を考えると「パーム油」「パーム核油」が使われている可能性が高いです。
「パーム油」「パーム核油」が使われていることを前提とした場合、これらはパルミチン酸が含有量としては1番多い脂肪酸組成です。
パルミチン酸は
- WHOやFAOも「心疾患リスクを確実に上げる」と指摘
- トランス脂肪酸と同レベルで注意が必要
つまり、このタイプのチョコレート風お菓子を日常的に食べることは、体にとってはマイナスなのです。
チョコレート風スイーツの“もどき”に注意!
こうした商品は、見た目や味はチョコっぽくても、本来のチョコが持つ恩恵(カカオマスのポリフェノールなど)は期待できません。
せっかく食べるならチョコレートを選んで欲しいな、と思います。
では、どんなチョコを選べばいいの?

重要なのは、「原材料の1番最初が何か」と言うこと。
原材料は多い順に書かれているため、最初にきているもの=最も多く含まれているものなんです。
1番体の中に多く入ってくるものだから、「植物油脂」が最初に書かれている商品は避けた方がいいかなと思います。
では、私自身がチョコレートを選ぶ時のポイントをご紹介します。
1. 名称が「チョコレート」または「準チョコレート」
まず、裏の「名称」をチェック。
「チョコレート」と書かれていればOK、反対に「菓子」「チョコレート菓子」は注意。
2. 原材料の最初が「砂糖」でないもの
これは自分が選ぶ時だけで、貰い物などは美味しくいただきます。
3. 乳化剤なし or 少なめであればさらに良し
スーパーで売られているチョコには多くの場合、ほとんど乳化剤が入っています。
可能であればこれも少ないか、無添加のものが理想的ですが、ここまでこだわると価格が上がるため、気軽なおやつのときはそこまで気にしすぎないのもひとつの選択肢。
甘いものがやめられない原因は栄養不足かも?

おやつを食べるときに大事なのは、自分のコントロール下に置くこと。
食べすぎないで、チョコレート1つ2つで満足という自分を作っておけば罪悪感が生まれることはほとんどありません。
1つ2つで終わらない…そんなときは、体の中で何かが足りていないサインかもしれません。
- マグネシウム不足
- ビタミンB群の不足
- 鉄・亜鉛不足
- タンパク質・糖質の不足
- 睡眠不足やストレス
こうした栄養バランスの乱れが、甘いもの欲を強くする要因になります。
私のYouTubeでは、栄養補給に役立つ情報をたくさん発信しているので、ぜひ他の動画も参考にしてみてくださいね。
完全に“排除”しなくてもいい
「甘いものは一切ダメ!」と禁止にしてしまうと、人間関係であったり生活に歪みが出ることも。
柔軟性も心の健康には重要だと思うので、お菓子をもらったときは笑顔で「ありがとう」と言える自分でいたいですよね。
「絶対ダメだ」と思って苦しくなってしまう人は「排除はしなくていい」という言葉をぜひ覚えていてください。
このような“ゆるやかな選択”が、長く続けられる健康習慣につながります。
YouTube動画もあわせてご覧ください
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