こんにちは、適食アドバイザーのあこです。
今回は、身体の毒素をごっそり出してくれるデトックス食材を3つご紹介したいと思います。
さて、早速ですがデトックスはどこの臓器で行われているかご存知ですか?
答えは「肝臓」です。
肝臓の機能が低下してしまうと解毒能力がだんだん衰えていき、身体に悪いものを代謝できなくなってしまいます。
解毒力が低下すると起こること
- 肌荒れ
- 疲労回復しづらい
- 老化の加速
- 動脈硬化、パーキンソン病など病気のリスク
解毒に欠かせないキーワード「グルタチオン」

肝臓の解毒に重要なポイントはありますが、今回は「グルタチオン」に注目して食材を選びました。
グルタチオンは解毒に深く関わっているかなり重要な物質。
簡単に説明すると、グルタチオンは肝臓で生成されるトリペプチド(アミノ酸が3つくっついたもの)で、これが解毒にはとても重要です。
この物質がなければ添加物や農薬などを解毒しにくくなってしまいます。
グルタチオンの無駄な消費をおさえる事が解毒能力アップになってきますので、
ということで、今回は
- グルタチオンのレベルをUPさせてくれる食材
- グルタチオンの合成を促進してくれる食材
この2つの視点から、3つの“最強食材”をご紹介していきます!
ブロッコリースプラウト

まず1つ目は、がん予防効果が高いとテレビでも話題になったブロッコリースプラウト。
ブロッコリースプラウトにはグルタチオンのレベルを上げてくれるCHB(シアノヒドロキシブテン)やSGS(スルフォラファングルコシノレート)という成分を含んでいるので、デトックス能力が高いんです。
ラットの研究でこれらの成分を含んだエサを毎日与えたところ、グルタチオンのレベルが「2〜7倍」に上昇したというデータも!
食べ方のコツ
- 火を通すと効果が弱くなるので、なるべく非加熱で食べる
- 味噌汁やスープに“あと乗せ”
ブロッコリースプラウトが1番おすすめですが、苦手な方は同じアブラナ科のブロッコリーやカリフラワー、アスパラなどでもOK!
いわし

2つ目はいわしです。
「えっ、いわしがデトックスに?」と思った方、多いかもしれません。
でも、いわしにはセレンという栄養素が含まれており、これがグルタチオンの合成を促してくれるんです。
セレンは体内で合成することができないのですが、甲状腺ホルモンの活性にも関わっているので、特に女性には食べてほしい食材です。
セレンを含む他の食材
- マグロ(水銀が多いため注意)
- たらこ(食塩が多い)
- 鰹節(大量摂取が必要)
いくつかありますが、解毒能力を高めるために食べるとなると、いわしが非常に優秀!
取り入れやすい食べ方
- いわしの缶詰(味付きでもOK)
- いわしのつみれ汁(冷凍のすり身が便利)
ほうれん草

3つ目は、どのスーパーにもある定番野菜、ほうれん草。
ほうれん草に含まれる「α-リポ酸(アルファリポ酸)」は、グルタチオンを合成するときに絶対必要な「システイン」を合成してくれるうえに、グルタチオンをリサイクル(再利用)もしてくれるかなり重要な成分。
さらに、ほうれん草には葉緑素(クロロフィル)も含まれていて、腸内の毒素を吸着して排出してくれる効果も。
お味噌汁や鍋料理、おひたしなどにして是非活用してくださいね。
食べ方の注意点
- 加熱(ゆで調理)がおすすめ!
- 「シュウ酸」が鉄の吸収を阻害するため、生食は控えめに
まとめ|毒素に負けない体づくりは毎日の食卓から

今日ご紹介したデトックス食材はこちら!
食材 | 働き |
---|---|
ブロッコリースプラウト | グルタチオンの温存(レベルUP) |
いわし | セレンでグルタチオン合成を促進 |
ほうれん草 | アルファリポ酸でグルタチオン合成を促進&リサイクル促進 |
現代は身体に有害な物質を入れずに生活するのは無理です。
もちろん身体に不要なものを過度に入れないことは重要ですが、「あれもダメ、これもダメ」と全部排除する必要はありません。
私たちの身体には解毒をしてくれる能力が備わっているので、その解毒能力を維持して更に高めていく事が大切です。
スーパーに売っている食材ばかりですので、普段の食事に摂り入れてみてくださいね。
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それでは、また次回の記事でお会いしましょう。