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栄養の話

「食べてるのに太れない」を卒業!健康的に体重を増やす2つの鍵と食事のコツ

体質改善栄養論

こんにちは!適食アドバイザーのあこです。

世の中では「ダイエットして体重を落としたい!」という悩みが多い一方で、実は「しっかり食べているはずなのに、全然太れなくて困っています」という切実な悩みもたくさん届いています。

「人よりたくさん食べられるけれど、太れない」という方もいれば、「胃が小さくて少ししか食べられないから、体重が増えない」という方もいらっしゃるでしょう。

今日は、太りたくても太れない人に共通する「2つの大きな原因」と、その対策について詳しくお話ししていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

原因1:胃酸がうまく分泌されていない

まず1つ目の原因は、「胃酸(いさん)」がうまく出ていないことです。

胃酸は、食べたものを消化するために欠かせないものです。また、食べ物と一緒に体内に入ってくる悪い雑菌を殺してくれる役割もあります。

通常、胃酸は年齢とともに減っていくものなので、高齢になると「お肉や揚げ物はもういいわ、ご飯とお漬物で十分」となりやすいのです。

しかし、最近は若い女性の間でも胃酸の分泌が低下している人が増えています。

なぜ胃酸が出なくなるの?

その大きな理由は、「栄養不足」です。

特にたんぱく質やマグネシウムの摂取量が減ってくると、胃酸が分泌されにくくなったり、作られにくくなったりします。

また、「水分をたくさん摂ったほうがいい」という話があるので、水分をたくさん摂りすぎて胃酸が薄まってしまい、消化がうまくいかなくなります。消化がうまくいかないと吸収がうまくいかず、結果として太れなくなる原因になるのです。

胃もたれしやすい、胃痛に悩まされやすいという方は、食事中に水分を摂る量を減らしてみると良いでしょう。

胃酸不足の対策

  • 食事中の水分を控える: 全く飲まないのは良くないですが、コップに2杯、3杯と飲むのはやめましょう。
  • 安易に胃薬(胃酸抑制剤)を飲まない: すぐお腹いっぱいになる、すぐ胃もたれする人は胃酸分泌がうまくいってない可能性が高いです。胃もたれするからといって胃酸を抑える薬(H2ブロッカーなど)を常用すると、さらに消化力が落ちてしまいます。
  • たんぱく質やマグネシウムをこまめに摂る: 一度にたくさん食べられない人は、食べられる分だけをコツコツ、こまめに分けて摂るようにしましょう。

原因2:胆汁(たんじゅう)の分泌が悪い

2つ目の原因は、「胆汁(たんじゅう)」の分泌がうまくいっていないことです。

胆汁という言葉はあまり聞き慣れないかもしれませんが、実は「脂質」を消化・吸収するためにものすごく重要な役割を持っています。

以下のような心当たりはありませんか?

  • ラーメンを食べるとすぐお腹を下す
  • とんかつなどの揚げ物を食べると胃もたれする
  • 肌が乾燥しやすい、または脱毛が気になる
  • 不眠症気味である

これらに当てはまる人は、胆汁の出が悪くなっている可能性があります。

コレステロール値と胆汁の関係

胆汁に含まれる胆汁酸の原料は「コレステロール」です。
コレステロールが低いと、脂質の消化吸収がうまくいかず、下痢をしやすくなります。
健康診断の結果を見て、LDLコレステロールが100を切っているような方は、胆汁を作る力が弱くなっているかもしれません。

胆汁分泌をスムーズにする対策

コレステロールが低く、胆汁酸がうまく作られていない人の改善策は大きく分けて以下4つあります。

  • 3食しっかり食べる
  • リラックスする
  • 適度な運動
  • 水溶性食物繊維

この中で特に大事なのが「3食しっかり食べる」ことと「リラックスする」こと。

胆汁分泌を支配しているのは副交感神経です。副交感神経があまり働かない頑張り屋さんは、胆汁分泌が苦手なので、 瞑想を取り入れたり、夜にベランダで風に当たったりしてリラックスするように心がけてください。

また、食事を抜くと胆汁がうったいしてしまいますので、3食食べることをおすすめします。

「朝ごはんが食べられない」は要注意のサイン

「朝はお腹が空かないから、食べないほうが調子がいいんです」という方がいらっしゃいますが、実はその状態こそが胃酸不足・胆汁不足の典型的な症状です。

夜遅くまで飲み食いしているなら別ですが、19時前後に夕食を済ませているのに朝お腹が空かないのは、消化力が落ちている証拠。ここを改善することがミッションです。

最初のステップは「お味噌汁一杯」から

いきなり朝からしっかり食べるのが難しい方は、まずお味噌汁一杯から始めてみてください。

ポイントは、ちゃんとした「出汁」を摂ることです。

市販の出汁パック(うま味調味料が入っていないもの)を水に入れて煮出すだけでもOK。

慣れてきたらそこに卵を落としたり、野菜を入れたりして、少しずつ栄養価を高めていきましょう。ただし、朝からおにぎりだけ、菓子パンだけ、という食べ方は逆効果になるので避けてくださいね。

補足:お薬(スタチン)を服用されている方へ

もし現在、コレステロールを下げる薬(スタチンなど)を服用されている場合はコレステロールの合成能力が低下します。そうなると、胆汁の合成も低下して脂を消化する能力も低下します。

コレステロールは、胆汁だけでなく、ビタミンDや性ホルモンの原料にもなる大切な物質ですので、長期的に内服していると弊害が出てきてしまいます。
太れない、脂っこいものを食べると下痢をしやすいという方は、一度主治医の先生に相談してみると良いでしょう。

ご自身が飲んでいる薬が「スタチン系」かどうかは、お薬の名前を検索すればすぐに分かります。気になる方はぜひチェックしてみてください。

まとめ:コツコツの積み重ねが未来の自分を作る

今日からこれらを意識したからといって、明日すぐに体重が増えるわけではありません。

でも、胃酸や胆汁の分泌を助ける習慣をコツコツ続けていくことで、1ヶ月後、3ヶ月後のあなたの体は必ず変わっていきます。今この冬の時期から頑張れば、春には自分の体が変わってくるはずです。

焦らず、できることから一つずつ取り組んでいきましょう!


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