適食アドバイザー® あこ
愛知県在住
2児の母
「笑顔」と「元気」は
食べて作ることができる。
管理栄養士・適食アドバイザー。
新卒で総合病院に管理栄養士として勤務し、
栄養指導にあたる。
その後、マクロビオティックに出合い、
料理番組作成、雑誌撮影、企業講演、メニュー開発、
料理教室などに携わる。
産後の不調がきっかけで分子栄養学を学び、
「基礎栄養学」×「分子栄養学」×「臨床栄養学」
×「マクロビオティック」をかけ合わせた食事法で、
女性向けの栄養アドバイスを開始。
現在は「実践栄養アカデミー」を主宰し、
YouTubeチャンネル「あこの栄養学」は
チャンネル登録者11万人超。(2023年11月時点)
2023年11月29日には初書籍
「これを食べれば勝手にキレイになる
「甘いもの欲」が消えて身体の中から輝く食事術」
を出版。
講演実績
- オーソモレキュラーアカデミー様「分子栄養学アドバイザー養成講座」
- ズボラ主婦(主夫)連盟様「第10回オンラインフェスタ」特別公演
- 愛知県立瑞陵高等学校PTA様
- 名古屋市生涯学習センター様 ほか
講演依頼は問い合わせはこちらからお問い合わせください。
プロフィール〜あこの栄養学が生まれるまで〜
食べることが恐い。
過去の私は食べることを楽しむことも、食べてキレイに健康になることもできない、自分が大嫌いと公言する女子でした。
そんな私がなぜ、180度変化をおこし、今では食べることを楽しみ、食べて心も身体も健康にキレイになり、自分の人生を最高に楽しめるようになったのか。
さらには、その方法を人に伝えるまでになったのか。
少しここで、お話をさせていただきましょう。
極度に胃腸が弱い学生時代
中高生時代、とにかく私は胃腸が弱く、ちょっと食べすぎるとすぐにお腹を下したり、胃が痛くなる子でした。
これを食べたら胃が痛くなるんじゃないか、これを食べたらお腹を下すんじゃないか。
常にそんなことを考えながら食事をしていました。
胃腸が弱く、栄養の吸収も悪かったため、生理が止まったこともありました。
そんな不安や、栄養不足から、性格もキツイ。
まさに内弁慶で、外では八方美人なのに家族には当たり散らす。
自分の思い通りに行かないとイラつき、そんな自分が大嫌い。
本当に、不安だらけで自分のことが大嫌いだった10代の私。
そんな私を少し変えてくれたのが大学での出逢いでした。
「質」の重要性をはじめて体感した大学生
自分の栄養補給のことを学びたい。
その想いで、管理栄養士養成の四年制大学に進んだ私。
銀座に本店がある、有名な洋食店でバイトを始め、ある価値観学びました。
それは、「質がいいものを、丁寧に提供すること」。
これは、高級食材を使えということではありません。
鮮度の良いモノを使い、その食品が最高に活かされる調理をし、その料理に想いを乗せ、その料理に見合った場とサービスを提供する。
ただ単にお腹を満たすものが料理であってはならない。
そんな価値観をもったバイト先の先輩たちは、私にたくさんのおいしいものを教えてくれました。
「おいしく感じるだけ」食べる
高級なイタリア料理、リーズナブルだけとおいしく楽しく、気持ちの良いサービスをしてくれるバル。
同じ食材でもソースで七変化させるビストロ。
野菜のおいしさを引き出すプロのレストラン。
「質がいいものをおいしく感じるだけ食べよう」
常にそういいながら、食べる喜びをかみしめる先輩たち。
そうか、質がいいものをおいしいと感じるだけ食べればいいのか。
おいしいという概念がどこかに吹っ飛んでいた私にとって、めちゃくちゃ大きな転機でした。
この「おいしい」「楽しい」という気持ちを取り戻しただけで、私の胃腸くんは少し元気になり、食べることを楽しめるようになったんです。
また最悪の状態に逆戻り
少しずつではあるけど食べてもお腹が下らなくなったころ、私は「がん患者さんの力になりたい」という夢があって、病院の管理栄養士になりました。
この当時、管理栄養士が「がん」の現場に入ることなかったけど、私はやりたかった。
やれるかどうかはわからないけど、病院に入ったからには、やれるようにがんばろう。
そう決意し働き始めた私は、なんと意外にも、2年目にして管理栄養士としては初のがんチーム所属が決まったんです。
がんチームへの所属が決まり……
とにかく私は働き続け、勉強し続けました。
管理栄養士だけの知識ではとても追いつけない分野。
検査データの分析方法、治療法や治療薬やその副作用、オピオイドの特徴、がん患者さんの心のケアのための心理学やカウンセリング方法について。
とにかく私は休む間もなく、チームの役割を果たせるよう、患者さんのところへいき、学び、研究し、論文をかき、学会や勉強会に飛び回っていました。
医師たちも協力的で、医者しか参加できない勉強会の資料を拝見させていただき、勉強したりもしていました。
その時の私が忘れていた、たった1つのこと。
それが、自分。
忙しさの中で、自分をおろそかにした結果……
自分のことを全く考えず、友人と遊ぶ時間も、デートをする時間もなく、自分の食事もかなり疎かにしていた。
朝はグラノラシリアルを食べて、シゴト中コーヒーで空腹をしのぎ(1日500~1000㎖飲んでました…)、夜は食べないか適当に作って食べるか職場の仲間とラーメンを食べて帰る。
週2、3回は会食や勉強会があり、弁当や外食の日々。
それがつもりに積もって……
私は便秘と下痢を繰り返すようになり(過敏性腸症候群)、慢性胃炎になり、また食べられない、しんどい日々を過ごすことに。
肌も常に荒れていて、特に口角炎が治らず、何か月も殴られたような痕となり、いつもマスクで隠していました。
メンタルもボロボロで、ただ単に自分の集中力や注意力が低下しているだけなのに、シゴトが進まないことにイライラし、後輩にもあたり、「私に話しかけないでオーラ」が満載(嫌な奴だったと思います……)。
食べていなくても太るのは「体質」?
その時、もう一つ衝撃だったのが、全然食べられないのに、私、まんまるだったんです。
食べてないのに太った……
今考えると、ほぼむくみの影響なのですが、当時は、本気で太ったと思っていました。
周りの看護師さんらは、がつがつ食べているのに痩せていて私はなんて損な体質なんだ……
この時の私は本気でそれが「体質」だと思い込んでいました。
そして同じようなタイミングで1つのことに気が付いてしまった。
病院の管理栄養士では、がんをよくできない。
食材の質、国や栄養士会に決められた理想的なバランスでの提供。
病院の食事や、私が今持っている知識では、がん患者さんを助けることができないという事実に、打ちのめされていました。
けれど、ここで大きな出逢いがまた私を変えてくれるのです。
料理の師匠との出逢い
がん患者さんを受け持っていると、必ず出てくる質問が「玄米菜食について」でした。
この当時の私は、玄米菜食とか、マクロビオティックが大嫌い。
肉はいけないとか言っているあの人たちは何なんだ、とさえ思っていました(笑)
けど、患者さんから質問される以上、メリットとデメリットが話せなければ。
私は検索し、県内のマクロビオティックで有名な料理研究家の料理教室に足を踏み入れる決意をしたのです。
そこで運命の出逢いを果たします。
運命を変えた料理教室
料理教室で待ち構えていた先生は、私の予想と180度違う、エネルギッシュで、美しくて、テンションの高い人。
そしてそこで出てくる料理は、私の頭の中にある茶色い料理たちではなく、華やかで、美しく、そして味付けがドンピシャの文句のつけようがない料理!
しかも先生は、いつも笑顔で、みなを楽しませ、肉を食べることもお菓子を食べることも否定しない。
私の固定概念がガラガラ音を立てて崩れました。
さらには、たった1回の料理教室で私の身体にも大きな変化が。
下痢便秘を繰り返していて、まともなお通じがなかった私が次の日、びっくりするくらい爽快な便通を体験したんです!
そして、その日1日、ずーっと気分がいい。イライラしない。
これは何が起きたのか……もしかしたら……腸??
(この時代は腸の重要性なんてまだ誰も取り上げていませんでした)
健康のキーは「腸」だった
それから、病院の図書室で論文を検索しまくりました。
出てきた論文には、「腸は脳と相関関係にあり、ホルモンバランス、自律神経をコントロールしている1つである」という内容。
これだ。私のメンタルも身体も、腸が原因なんだ。
中高生から弱かった腸。そして激務でさらに悪くした腸。
私の身体を変えるために、そして多くの人の身体を変えるためには、腸だ。
病院の食事では、腸はよくならない。あの料理教室だ。
そう感じた私は、病院をやめて、あの料理研究家のもとで修行をする決心をしたのです。
不調がみるみる改善される魔法のような日々から一転……
病院を退職し、マクロビオティックの基礎を学ぶために、山にこもってマクロビオティックを学んだ後、料理研究家さんのもとで働き始めた私。
料理研究家という世界は、とても厳しい世界です。
多くの人があこがれる世界ですが、始めの頃は、お給料なんてほとんど発生しません。
逆に「タダで学んでいる」という発想の世界。
だから、始め働きだしたときは、アシスタントのアシスタント……という立場で、朝から夜中まで働いて月4万円程度。貯金を切り崩す生活でした。
けれど、私は満足していました。
だって、そこで料理を学び、それを食べているだけで自分の身体が変化しているのがわかったから。
体調も良くなり、料理技術も上達するが……
便秘も下痢も起こらない。
口角炎だって出ない。生理も整い、肌もキレイになった。
何よりも、タダで先生の料理を学ぶことができる。誰よりも近い場所で。
不調がなくなり、気が付いたら体型もスマートになり、食べても太らないようになった私。
料理技術もめきめきと上がり、普通の人では経験できないテレビ番組の裏で料理を作るシゴト(出来上がりはこちら~を作る人)まで任されるようになりました。
めちゃくちゃプレッシャーのかかるシゴトでしたが、私が一番好きだと言えるシゴト。
本当に充実して、楽しい一方で、また私はシゴトにのめりこみ、ワーカーホリックになっていき……結婚し、出産したタイミングで、マクロビオティックでは治すことができない不調に見舞われるのです。
元気が出ない。フラフラする。
イライラする。髪の毛が抜ける。
理想的な食事をしているのに、なんで?
腸の調子はいいのに、なんで??
私がやってきたことは、間違いだったのか……そう感じさせました。
分子栄養学とマクロビオティックの融合
試練というものは、自分に何かを気づかせるためにやってくるもの。
私は今、そう感じます。
今回も産後の不調という試練で、私は新たな気づきを得たんです。
それが、栄養不足。
私たちの身体の不調は、
栄養不足 or 栄養過多
どちらかが原因です。
産後の私は、マクロビオティックの食事により、たんぱく質不足になり、それ付随する栄養素も不足していたんです。
それを教えてくれたのが、「分子栄養学」でした。
体調不良から導き出した、独自の栄養の観点
私はのめりこむように分子栄養学を学び、頭に叩き込み、実践しまくりました。
そのおかげで、産後に抱えた不調はすべてなくなりました。
マクロビオティックと分子栄養学
この両方がなければ、世の中の不調をすべて解消させることができない。
だから私は、その人にあった食事をこの2つの栄養学を組み合わせてアドバイスをする事業を始めたのです。
この方法により、多くの女性を笑顔にすることができています。
私たちの体は「体にイイものを食べること」だけでは良くならない
産前の私は、正しく食べること、無添加で、オーガニックで、安心安全で、身体に負担がない食べ物を食べることが良いことで、それを欲しないことはいいことだと信じきっていました。
柔軟剤の香りや排気ガスの香りで気持ちが悪くなるのも、身体が敏感でいいことだと思っていました。
けれど、それは誤りでした。
食を整えるほどに、生きづらくなっては本末転倒。
本来は、どんな有害なモノでも、自分の身体で分解し、処理でき、排出できる力を持っていることが健康であり、美しさのヒケツ。
今の私ははっきりとそう言えます。
頭で考えても、教科書通りにやっても、個体差があり、それは自分にあった食べ方にはならない。
身体が出しているサインをきちんと読み取り、身体が欲しているものを、取り入れてあげること。
それが何よりも重要です。
セオリー通りの食事ではなく、「自分」に必要な食事を
自分に必要なものを摂れるようになった時、ヒトの身体は自分でも驚くほど強くしなやかになる。
頭で考えるより、身体と対話できるようになることの方が重要です。
私は、この世の女性を食べて笑顔に、エネルギッシュに、そしてポジティブにしたい。
食べることはガマンで、苦痛で、健康にいいものはおいしくない。
危険なものは一切身体に入れてはいけない。
そんな固定概念を壊して、おいしく食べて、食べて元気な今の自分が一番好きだ。
常にそう言える女性を増やして、日本中を元気に幸福にあふれた国にしたい。
まだまだ料理は女性が作る場面が多いからこそ、女性が何を作り、何を食べるかが、子どもや男性に大きく影響をあたえるのです。
私は日本中の女性をエネルギッシュに、ポジティブに、そしてアクティブにしていきます。
どうか、見ていてくださいね。